ビジネスとは何か?感動や物語のその先に
前回のエントリーで、感動の正体について考えた。感動とは、物語に共感して生まれる感情で、良い商品やサービス、人気商品やサービスの背景には間違いなく良い物語がある。
感動とは何か?その正体を考える - 自由を求めて、世界を周る
では、その先に何があるのだろうか?
良い物語が感動を与えることは理解したが、それをどうやってビジネスにしていくか、ということである。
最も分かりやすい方法
まず思いつくのは、人に感動を与えるような良い物語を創ることである。音楽、小説、スポーツ、エンターテイメントなど直接的に伝わるものが魅力的だ。この手法が最も直接的なため、この周辺の仕事は人気がある。子供がなりたい職業に必ずあげられると言ってもいい。それも世界中でだ。
ビジネスって何?
ビジネスとは、何かを提供してその対価をもらうことだ。そこには会社も必要ないし、国家すら必要ない。もしやりたいことがあれば、まずはやってみれば良い。それが評価されて対価がもらえれば立派なビジネスだ。
対価がもらえるようになった瞬間に考えることがある。もっと大きくできないかと!
その先にあるもの(ビジネスを創り上げていく)
ここから先が意外に難しい。一旦評価されたものを、大量生産したり、効率的に提供したり、または他の人へノウハウを提供したり、何かをすることにより対価を増やすことが出来る。
その為には費用があって、価格があって、最終的により多くの人に手に取ってもらう必要がある。しかも、効率的に運用する必要がある。同じ労力でより大きい成果を出すためだ。
これら全てを成立させる仕組みを考えるのがビジネスの最初の一歩だ。これをビジネスモデルやスキームと呼ぶが、大体この段階でその仕組みが上手くいくかどうかが分かる。上手くいくのであればお金を集めることも出来る。つまり、様々なことがうまく回っていく。
感動を与える商品やサービスをどのように提供していくかがとても重要だ。マクドナルドはFCという仕組みを作って成功した。創始者のレイクロックは50歳を過ぎてこの仕組みを考えたのだ。エジソンは単なる発明家ではない。それを販売するGEを設立した。
ビジネスの難しさ
仕組みの作り方には幾つもの手法やノウハウがあるが、ここにビジネスのポイントが隠れている。
魅力的な商品やサービス(その背景には良い物語)+仕組み=成功するビジネス
となる。
大抵の場合は、魅力的な商品やサービスを考え出す人間と仕組みを考える人間が違う(魅力的なサービスを考える能力と仕組みを考える能力は、別物なので一人の人間がまかなうには限界があると思う)その為に、ビジネスを拡大していく過程で最低2名以上の人間が必要となる。そこにはコミュニケーションがあり、欲があり、ビジネス以上に難しい問題が潜んでいる。
常にボトルネックは人材だ。投資家がその会社の人材に拘るのはそのためである。
私の場合は、最初の魅力的なサービスを捨てて、仕組みで勝負している。
以前のエントリーで少しだけ触れているので割愛するが、難しいと感じた時点で、問題を避けて自分が出来る範囲で最大限の利益を出せば良いと考えている。
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