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コミュニケーションが苦手な人の本当の問題点と解決策

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私は昔コミュニケーション能力に問題を抱えており、それが原因で会社を閉鎖するなど様々な失敗を繰り返してきた。

ただ生きていくには、何とかしないといけないので、色んなことを試してきた。自分のことを分析して修正するのは簡単ではないと思えば、同じようにコミュニケーションに問題がある人を分析してみるなど、他の人が余りやらないような方法論を取ってきた。本日は、そんな中で気付いたことと、最も簡単に実行に移すことのできる解決法を書いてみたい。

 

問題点

コミュニケーションに不安がある人は、必ず説明が苦手だと言う。思ったことが伝わらない、伝えられない、と言うのだ。だが、実は思っていることを100%伝えきれる人はいない。伝わらないことが逆に良い結果になることもあるが、多くは期待通りの結果に結びつかない。思った通りに物事が進むとしたら人生はどんなに楽だろうと思う。しかし、そうではない。

まず会話(コミュニケーション)とは、相手があることだ。これが大前提である。

だから話し手が話したいことを一方的に伝えても、成り立たない。会話の目的がどうであれ、相手が聞きたいことや望んでいることを話す必要がある。そうしないと誰も聞く耳を持たない。

要するに、コミュニケーションが苦手な人は、基本的に相手の話を聞いていないか相手のことを考えていない。自分のことで精一杯なのだ。しかも、そういう人に限って、自分は相手のことを考えていると思っている。自己中心的で頑固な面がコミュニケーションを阻害しているケースが多い。

 

最も簡単な解決策

次回からコミュニケーションの際に、真剣に相手の話を聞いて、相手のことを今まで以上に考えてみてはどうだろうか。自分のことや自分の主張は二の次でいい。相手のことを考える姿勢や気持ちが最も大切だ。何故なら言葉より気持ちや感情の方が先に相手に伝わるからだ。

そうすると意外にスムーズなコミュニケーションが取れるようになっていく。そのうちに相手が望んでいることをくみ取って、会話をしたり行動したりできるようになってくる。ここまでくると、コミュニケーション以前に人間性まで評価されるようになってくる。コミュニケーションが上手い人ほど好感をもたれるのは、これが理由なのかもしれない。

会話をしていると、話が上手くかみ合わないケースや、自分の伝えたいことと相手の知りたいことが全く違っていることがある。これをコミュニケーションの問題と捉える人も多いのだが、これはコミュニケーションの問題ではなく、話の争点がずれているだけだ。コミュニケーションの問題と、話の争点などの別の問題を混同すべきではない。

 

その上で、

  1. ビジネスなど損得勘定が絡む時は、しっかりと自分の意見を伝えるべきだ。これはコミュニケーションとは別の話なので、混同しない方が良い。
  2. プレゼンなど通常の会話と違う場合は、事前に練習した方が安心だ。練習方法は、自分でプレゼンをしながら、相手から質問されそうなことを徹底的に考えて、自分で質疑応答してみる。一人二役で相手の立場に立ってみることだ。

 

まとめ

相手の立場や気持ちを考えるだけで、毎日のコミュニケーションが飛躍的に変化していく。実は、ビジネスも同じで、相手の利益を最初に考えられるようでないと長続きしない。

コミュニケーションとは人間そのものであり、全ての活動がコミュニケーションをベースにして行われている。IT革命も、端的に言えばコミュニケーション革命に他ならない。人間社会においてはコミュニケーションが全ての基本なのだ。そして、コミュニケーションとは、相手の気持ちを考えることである。

 

人間関係やコミュニケーションで悩んでいる時は、この基本に立ち返ってみてはどうだろうか?