最も国民の痛みが少ない日本の再建方法はあるのか?
昨日のエントリーに続き、最も痛みが少ない日本の再建方法について考えてみます。
今、世界で何が起こっているのか? - 自由を求めて、世界を周る
まず、現在の世界と日本の置かれている状況ですが、
- 世界のバランスの変化(先進国が後進国を利用して経済力を保つことができなくなった)
- インターネットなどの技術と情報の発達で資本移動が容易になった。
- 人権と医療などの発展により、世界の人口が急激に増えている。
その結果、日本国内でパイを奪い合う状況になっています。それが貧富の格差の正体だと考えています。
更に、人口の増加と途上国の成長により日本のパイは更に小さくなるため、今までの政策の延長線上に高度経済成長時のような中間層が分厚い国家形成には至らないと思われます。
日本の問題点
これは簡単です。
日本の借金が多いこと、に加え、毎年大規模な赤字予算を組んでいるため、将来が不安なことです。
借金の原因が少子化なのか高齢者などへの社会保障なのかは問題ではないです。
要は、毎年金が足りないために、みんなが不安になり、経済が停滞し、税収が上がらず、また翌年も金が足りない。こういう負のサイクルになっています。
高度経済成長時は、真逆です。今日より明日の方が良くなりそうだから国民に希望が湧き、経済が更に大きくなっていく、良いサイクルでした。
借金って何?借金により何が起こるの?
日本の借金とは、国債だと考えてください。国家の信用が無くなると、この国債が暴落します。ひいては、通貨(円)が暴落します。
暴落とは、最悪紙くずになって使えなくなります。
最悪な場合は、、ジンバブエ、次にアルゼンチン、そして、ギリシャ、IMFによる緊縮財政なら韓国が近年このような状況に陥りました。
多分、日本はIMFが入って緊縮財政と既得権の打破が実施されると思います。
解決策はあるのか?
これも簡単で、国家の信用が失墜しなければ良いのです。現在は、日本の国債は国民が買っている(国民の資産と相殺できる)から信用が保たれてます。
信用を担保するのは、その国の資産などとなります。
既に、現在の資産は国債の担保にされているような状態なので、新たな資産を生み出せばよいわけです。
最善策を考える
遂に結論です。
私は、資源国になれば良いと思います。
アメリカが先進国の中で唯一好調なのでシェールガスのお蔭です。ロシアが最悪の経済状況から復活したのも石油や天然ガスです。ブルネイしかり、中東のオイルマネーも同様です。
何の資源が良いのか?また日本に資源はあるのか?
これはエネルギーしかないです。天然ガスや石油です。それ以外では日本の借金は返せないです。
また、天然ガスや石油の良いところは埋蔵量が資産となるため、見つかった時点でバブルのような状態になり、また経済効果抜群です。
自然エネルギーは、コストが高過ぎます。
今後水素ガスなどにより石油の需要が減るかもしれませんが、まだまだ先の話です。
アメリカ同様、100年分の埋蔵量があれば日本は一気に復活します。
そして、日本には、例えば、日本海側にメタンハイドレードのような資源が眠っています。
カナダもアメリカも石油やガスがあることは以前から分かっていたのですが、それを掘るコストと技術開発の結果、今に至っています。日本も同じ状況です。
実行するにあたり何が問題か?
エネルギーは国家の基本戦略です。そこには大きな既得権があります。
石油などの輸入利権はどうなるの?原発利権は?自然エネルギー利権は?など、日本で資源が掘れると全てが吹っ飛びます。
よって、そこに資源があることを目の当たりにする以外に日本での資源開発は難しです。
幸いメタンハイドレードは地方自治体の少ない予算で探索しているので、少しずつでも実用化に向けて進めていく費用があります。実用化できれば、一気にそこに金が集まり、経済復興が始まります。
緊縮財政や消費増税に頼らない、国家財政の再建です。
日本は民間企業に技術開発力があり、また日本人は必要であれば短期間で事を成し遂げる力があります。
戦後日本が奇跡の復興を成し遂げたように、エネルギー革命により第二の奇跡の復興が始まるでしょう。