才能と努力の関係【能力を発揮するには何をどうしたらよいのか?】
才能と努力について考えてみる。
まず何らかの仕事をするとして、それに求められる能力の全体を100とする。
多くの場合は、才能と努力を50:50で分けて考えられる。
つまり、才能だけで何の努力もしなければ50となる、かと言うとそうではない!
25になる。
才能とは何か?
才能は大きく2つに分かれる。
- 先天的な能力
- 後発的な能力
生まれる前からある能力と育った環境で身に着けた能力だ。例えば身長などがそうだ。
ここまでは世間一般的な理解なのだが、私の場合は別の分け方をしている。
- その仕事に必要な才能
- 才能を引き出すための才能
先天的か後天的かは、仕事をやる時点で関係がない。才能は才能だ。
それよりも才能はあっても一向に開花しない人がいる。
私は、これは当然努力の問題もあるが(例えばプロスポーツなど当たり前のように努力をする世界でも同じことが起こる。ということは?)やはりそこには才能を引き出す能力が重要になってくる。
特に潜在力が高ければ高いほど、その能力に溺れてしまい、引き出す力まで気が回らない。
才能を引き出すための能力とは?
引き出す力とは、端的に言うと考える力だ。
努力する場合でも、そのやり方や方向性について考える人とそうでない人がいて、これで大きく結果が変わってくる。
努力はどうなのか?
まず一般的な業務や仕事、スポーツなどの潜在力が大きく影響する仕事以外であれば、才能はそんなに影響しない。
何故なら、その仕事に必要な能力が全体で60/100くらいである。
もっと一般的な仕事であれば、40/100くらいだ。
周りで成功している人の能力を見れば分かる。
そうすると努力だけで事足りてしまう。
ただ、ここからが大切で、努力には忍耐が必要だ。みんな途中で諦めてしまう。
金融や経済の知識を付けようとして、図書館の関連書籍を全部読んで勉強して、その能力が発揮されるのが5年後だったりする。
努力に即効性はない(野村監督)
但し、努力の方向性を間違えなければ、通常の仕事であれば意外に早く結果につながる。仕事に慣れたころに結果が出始める。
どんな努力が必要か?
まず、その仕事で必要なスキルを身に着ける。
(デザイナーであれば、デザインツールの使い方や言語など)
これが25/100
次に、本当は考え方を学べればよいのだが、手っ取り早く軌道の載せたいのであれば、更にスキルを身に着ける。
何で差別化するか、自分を何で売り込むか、がここからの課題となる。
(先のデザイナーであれば、SEOやソーシャルなマーケティングなど)ほかの人にない強みを考える、更には時代のの流れにのる。
努力だけ、しかも即効性を求めたいのであれば、100分の最後の10~20が重要になる。ここになにを持ってくるかだ。
このように考えながら、自分のフィールドの特徴を見極め、そこに何点くらいのスコアが必要か考えて、スキルセットを組み上げていく。
本来は、近くに成功モデルが存在すると簡単なのだが、いない場合はネットなどで探しまくるしかない。10人くらい比較すると何かが見えてくるはずである。
努力するよりも、努力のための準備が重要!
準備次第で、その後の労力が変わってくる。
苦労したくなければ準備に時間をかけるべきだ。
後は、完成形をどこまでイメージしているかである。