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日本はどんな国?これからどうなる?

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日本とは、文化の吹き溜まりである。

 

似たような国にイギリスがあるが、世界を制したイギリスとそれに失敗した日本では文化的な差が出来てしまった。どちらが良いとか悪いではなく、質的な差が出来てしまった。

  • 英語の普及によるグローバル文化のイギリスとガラパゴスの日本

日本はいかにして文化の吹き溜まりになったのか?

その経緯は人類が歩んできた足跡を辿ると分かり易い。

南アフリカで最初の人類が誕生した(通称「ミトコンドリア・イブ」)後に、人類は北へ向かった。そして、エジプト文明が生まれた。同時期に別の人類は同じく海を渡って南アメリカ大陸に到着することなる。

アフリカ大陸には太古の文明が埋もれているはずだ(多分1万年以上以前の文明)同じくエジプト付近にももっと古い文明があるはずで、南米も同じだ(南米の山の上に氷河期の人類の生活跡が見つかったようだ)

その後、アフリカから中東、ヨーロッパに渡り、最後にインドを経由して東アジアに到着する(多分、東アジアで5千年くらい前に文明が生まれている。青森の三内丸山遺跡は5千年以上前のものだ)

そして、人類が長らく培った文化が日本という離島に落ち着いた。それが現在の日本人の特性や文化を生み出しているのだと思う。

 

何が日本をガラパゴスにしたのか?

日本にたどり着いた文明は、海に囲まれて独自の発展をした。その典型が日本語だ。中国から渡ってきた漢字文化は、運の悪いことにアルファベットでなかった。その為に、日本オリジナルのアルファベットが誕生し、それが日本語と言う大きな壁を作ってしまった。

日本の人口が増え、経済成長するに伴い、その壁は参入障壁となって保守的な日本人に多大なメリットを提供していく。そして、最近まで(携帯文化ですら)ずっと独自の進化を遂げていくこととなる。

日本人は、国内需要で生活できてしまうから外に出ない。これは当然のことである。

 

今後の日本

言うまでもないが、一つの時代が終わろうとしている。そして新たなテクノロジーにより世界が狭くなってきている。日本人は徐々にバイリンガルとなり、この地で新たな文化の交錯が始まるだろう。これはこれからの日本人にとってチャンスにもなる。日本が輸出できるものをわきまえていれば問題ない。

 

どのように対処していくべきか?

既に、麻布付近の小学生は学校でスピーキングの授業があり、バイリンガルになっているが、まず個人で海外に飛び出したり、国家は関係なく個人のスキルで金を稼ぐグループが生まれる(もう生まれている)

次に日本の強みを武器に戦うグループが出てくる。これは、食が代表的だと思う。東南アジアでは日本食レストランが空前のブームだ。そして、最近では日本のお菓子まで売れいるようだ。

そして、最後に国内にとどまって静観しながら生きていく人たちが残る。

国内にとどまる人達が、実は一番国際的である必要があるかもしれない。何とも皮肉な結果だが、そんな気がして仕方ない。

黒船と対峙する人が一番大変なのはいつの時代も同じなのだ。