官僚も学者もみんな不安で仕方がない
先日、財務省のある方がボソッと口にしていた。
「最近天下り先が減って大変ですよ。。。昔は退職後色々あったんですけどね~」
「公務員は安定している以外に何のメリットもないですよ。。。」
時代錯誤も甚だしいが、これが彼らの本音なんだろう。
増税も、借金をしてまで多額の予算を使うのも、最終的には天下り先を増やし続けられるからだ。
原発事故の後に、原発は安全ですと連呼していた学者や、某スタップ細胞を研究していた機関や、TPP反対で農業(正確には農協)のスポークスマンになっていた学者や、少し前だと製造業者に代わって物作りの復活を声高に掲げていた学者先生などは、まさにその背景には多額の予算や研究費などがある。
彼ら全員に共通していること
それは、自分で金を稼いでいないことだ。
自分で稼いでいないとは市場に何らかのサービスや商品を提供してその対価として収入を得ているのではなく、確実に何か強いもの(権力など)にぶら下がって、そこからおこぼれをもらって生きている。
そうなってくると鶴の一声に怯えながら生きていくしかない。
不安で不安で仕方ないのだと思う。
しかし、その不安を引き金に日本の国力が衰退して、それが自分にブーメランのように戻ってくるとは思っていないらしい。そんなことよりも目先の、自分が生きている間の食い扶持が大切で、ある意味正直な人たちなのかもしれない。
どんな道を歩んでも不安からは逃れられないんだな、と思うのだ。