やしきたかじん氏の死後騒動に思ふ
やしきたかじん氏が亡くなられた。その最期までを本にしたのが「殉愛」だ。
私は読んでいないが、かなり話題になっているらしい。
アマゾンのレビューの荒れ方やニュースで報じられた身内の揉め事は、たかじん氏が望んでいたものと真逆の結果になっているのではないだろうか。
たかじん氏は、自身の遺産を大阪などへ寄付する予定だったらしい。それすらも遺族側の事情で棚上げになっているそうだ。
そんなたかじん氏の遺産は5億円だそうだ。。。
確かに5億円となると揉めるわな。。。と思いつつも、私も他人ごとではない気持ちになっている。
多分、私が死ぬ時も同じくらいかそれ以上の資産になる気がする。
そして、私も離婚して独りだ。生憎子供はいないが、死ぬまでに何が起こるか分からない。
たかじん氏はどんな状況だったのだろうか?
末期癌を宣告された時点で、何も考えられなくなると思う。お金のことなんてどうでもよくなる。お金は生きてる間は役に立つが、死ぬ間際には何の役にも立たない。
それよりも一秒でも長生きしたいと思うし、その時に一緒に居てくれる人がいれば何よりも心強い。
そんな時に、付き合って直ぐに結婚することになった妻に様々な提案をされても、寝耳に水で承諾するだろう。
子供とは生前から色んな事を約束しているので、それも守られると信じてしまうだろう。と言うよりも、自分が死んだ後のことを考えている余裕がない気がする。
そんな状況に端を発した問題なんだと思う。
正直、たかじん氏からすると、最後の妻が海外で結婚していたとか、他に旦那がいたとか、そんなことは当時直面していた問題(癌)に比べたらとても小さなことだ。
妻は、遺言をビデオに撮っていたり、直筆のメモを残していたりと、遺産についてはかなり有利な状況にいるようだが、妻と子供が故人のことを考えて、丁度良い按配で和解してくれることを願うばかりだ。
公共の電波を通して身内の醜い争いが繰り広げられると、私も死ぬに死ねなくなってしまう上に、誰も信用できなくなってしまうので。。。お願いします!