近年観た中で、色んな意味でNo1の映画を紹介します!
それは、ONCE(ONCE ダブリンの街角で - Wikipedia)です。
当初は、アメリカで単館上映から始まった映画が、口コミで全米大ヒットとなりました。グラミー賞ノミネートとアカデミーを取りました。
まず、何が素晴らしいかというと、低予算!なことです。
私が映画の投資家なら、絶対にこの映画に投資したいです。なかなか自分で投資したいと思う映画はないですが、これはその中の1本です。
次に、ストーリーが最高!シンプルで、且つ人生そのものを描いています。
その背景に流れる音楽もいいです。
そもそも主人公の男女は、ミュージシャンです。この映画のヒットで歌も売れたようです。映画を観終わった後も走馬灯のように音楽がずっと脳裏を駆け巡ります。
私は、今まで数多くの映画を観てきましたが、DVDを買うことはなかったです。しかしながら、この映画は買いました。音楽が良かったのもあったかもしれません。
あらすじ
ダブリンの街に住む、ストリートミュージシャンが主人公です。主人公はストリートで弾き語りしながら実家の掃除機の修理を手伝ってます。
厳しい生活の中でも、音楽を諦められないのでしょうか。。。
ある日、たまたま音楽を聴いていた女性と出会います。彼女は東ヨーロッパからの移民で、更に貧しい環境にいます。
そんな彼女にモチベートされて、オリジナル曲のレコーディングをする話です。
この手の映画にありがちな、主人公が女性を好きになるパターンなのですが、最後は結ばれません。
そこに人生を感じます。
何か昔に戻ったような気持ちにしてくれます。
NYには、沢山の売れないアーティストがいて、成功しないまま死んでいきます。そんな彼らがNYに来るまでに時間を描いているかのようです。
アートは麻薬です。麻薬に溺れながらも何かを信じて生きていく姿は美しいのです。これを希望と呼ぶのでしょう。
そんなことを教えてくれる映画です。