仕事をしないとどうなるのか?
以前、私は仕事とは何か、について書いた。
結論は、仕事とは労働ではなく、収入とコミュニケーションである、と言うことだった。
では、その仕事をしないと一体どうなってしまうのだろうか?
仕事をしないことによる弊害
仕事をしないとどうなるのだろうか?当たり前だが、収入がなくなる。生活保護などの公金に頼る生活になるかもしれないし、当分は問題なくても将来的に誰かがその人の生活を支えないといけなくなる。
結果的に、税金が投入されることになれば、それは他の人への負担となる。きっと周りの人から迷惑だと言われるだろう。
なぜ働かないといけないのか?
世間の人が働け、働け、と言うのは、それは最終的にその負担が自分に来ないようにするためだ。そのくせ明らかに巨額の借金を後世に残しているのが矛盾しているが、人はみんな自分のことしか考えていないと思えば何の違和感もない。よく孫の世代のことだと思えば高齢者世代も納得して我慢してくれるはず、と言う人がいるが、全くの間違いだと思う。まず自分のことを考えて、それで余裕があれば子供や孫のことを考える。もしなければ、他の人がきっと解決してくれるだろうと願う。これが大多数の思考なんだと思う。だからもし、世代間の資産の移転や不公平をなくすとすれば、それは強制力によってしかない。
みんな自分が大切で、自分に負担が転嫁されるのを嫌うのである。
では、お金があれば働かなくていいのか?
答えはYESだ。そういう人は世の中に沢山いる。
しかも資産や資本があれば、それが新たなキャッシュを生むので、実際には収入が発生する。ただ、前回仕事とは何かを考えた際のコミュニケーションについては、他のことで補う必要がある。よって、仕事以外で自分の居場所を見つけられれば、働く必要はないのだ。
働くとは、社会で共存するための手段であり、他の人へ負担を転嫁しないために行っていると考えてもよいのではないだろうか。要するに人間は社会を形成することにより、現代まで生き延びて、更には高度な文明の恩恵を受けているのである。その為には社会と言う枠組みなしでは生きていけない、だから働く必要があるのだ。