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傍観者は罪なのか?

 

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昨日、TVで香港の学生運動(雨傘革命)の内部を報道していた。

私は、既に民主化されている日本から、TVで傍観者のように眺めているだけだ。

彼らの気持ちは分かるし、頑張ってほしいが、そう願うだけだ。

 同じように世界には様々な問題があって、それを毎日のように知り、毎日のように解決を願う。多くの人が私と同じはずだ。仮に、全ての問題に対し私が体を張って対応していたら、身体がいくつあっても足りないし、現実的に不可能だ。

 

では、目の前で問題が発生したらどうなるのだろうか?

 

What would you do?

アメリカに面白いドッキリ番組がある。What would you do?(あなたならどうする?)

この番組は、人が集まる場所であからさまな差別をする。例えば店の中で黒人やヒスパニックやイスラムの人などの特定の人を店員が差別的に扱う。

他の客の反応は大きく3つに分かれる。

  1. 店員側について一緒に差別する
  2. 店員にクレームする(差別に立ち向かう)
  3. 傍観者

殆どの客が傍観者で、その店から出ていく(居辛くて仕方ないのだろう)

最後に、普通の番組であれば、1)や2)の反応をした客が番組の主役になるはずだが、この番組では3)の傍観者にまでマイクを向ける。

なぜ何もしなかったのか? 

 嫌な気分になったけど、巻き込まれたくないから、と言うのが回答だ。

そして、2)の立ち向かうのは高齢者が多い。失うものがないからかもしれないが、アメリカの高齢者は正義感が強いのも事実だ。

 

傍観者でいいのか?

この番組を見ていると、本当に傍観者でいいのか?と考えさせられるが、差別などの対象が自分や家族や知人などでない限りは、実際には傍観者にならざるおえない。

それは、自分のことが大切で、自分を守ることしかできないからだ。

 

私も傍観者でありながらも、多少でも世の中で良い方向に向かうように頑張っていきたい。